小坂谷教授担当授業であるI科2年の産業情報論、K科1年先端テクノ、電子電気・情報専攻科院1年マルチメデイア工学特論の中で、共通内容である題記先端技術を紹介するとともに、その装置を使って7月7日AVホールで実演した。演奏者は斉藤香織氏(ウルスラ学院講師)、佐藤純氏(南部民謡保存協会・元東京音楽大学講師)で、ジャズ、クラシック、民謡、J-ポップと多岐に渡り演奏した。特に民謡では学生の手拍子が入った。最後に記念撮影を行い、学生の出席確認代わりにアンケート用紙に記名で感想を記載して貰った。アンケートの結果は概ね好評で、このようなコンサート形式の授業継続を希望する学生が90%近かった。今回、3台の「電子楽譜」を使用して演奏会を実施しようとしたが、2名の演奏者が「電子楽譜」に不慣れだった為、小坂谷教授のみが「電子楽譜」を使用した。一方、「エレキ三味線」はサンプル品の入荷が間に合った為、民謡コーナーで披露した。「自動採譜装置」は、次回以降完成度を見て、披露する予定である。

 平成20年度あおもりOSS中核人材育成事業に本学科のICT(情報通信技術)スペシャリスト育成講座「カードリーダ/ライタを利用したアプリケーションシステムの開発」が採択されました。この講座は、OSS(オープンソースソフトウェア)を活用してカードリーダ/ライタを利用したアプリケーションプログラムを作成することにより、基本設計、詳細設計、プログラム製造、システムテストまでの一連のソフトウェア開発作業の基本(開発技術、管理技術)を習得するもので、地元IT企業のサクサシステムエンジニアリング(株)より派遣された実際にシステムを構築している社員が講師を務めます。このシステムは、カードリーダ/ライタ、組込みボード(Linuxが動作するシステム装置)、受講者用の端末PCから構成され、学生はこのハードウェア制約の下で「プリペイドシステム」、「出席管理システム」、「出勤/退勤管理システム」などを要件定義などの基本設計のレベルから作成して12月の発表会までに実際に動作するシステムを完成させます。
 6月30日にはこの講座に参加する学生に対する説明会が行われ、講座の概要、今後の予定に関する説明やデモシステムの見学などが行われました。

日数 日付 内容
第1日 7月10日(木)
  1. ガイダンス
  2. ソフトウェア開発工程の説明
  3. 要求仕様の説明
  4. システム仕様の検討
第2日 7月17日(木)
  1. システム仕様の検討
第3日 8月1日(金)
  1. システム仕様書作成
第4日 8月25日(月)
  1. システム仕様書デザインレビュー
  2. 技術的事項の講義
第5日 8月26日(火)
  1. 基本設計
第6日 8月27日(水)
  1. 基本設計
  2. 詳細設計
第7日 8月28日(木)
  1. 詳細設計
第8日 8月29日(金)
  1. コーディング(PHPおよびC)
  2. ソースコードレビュー
  3. 単体試験
第9日 8月30日(土)
  1. コーディング(PHPおよびC)
  2. ソースコードレビュー
  3. 単体試験
第10日 9月3日(水)
  1. 結合試験
  2. システム装置(実機)での動作確認
第11日 9月4日(木)
  1. 結合試験
  2. システム装置(実機)での動作確認
第12日 9月5日(金)
  1. 結合試験
  2. システム装置(実機)での動作確認
第13日 9月26日(金)
  1. 運用評価試験
  2. 評価結果のまとめ
第14日 10月24日(金)
  1. 今回の演習についてのまとめ
第15日 11月7日(金)
  1. 発表準備
第16日 12月5日(金)
  1. 発表会
※第4日~第12日は外部への公開を行う予定です。

 6月21日(土)、八戸北高の1年生・40名が、本学科で行われた八戸北高等学校SSH情報実習に参加しました。これは、文部科学省が指定するSSH(スーパーサイエンスハイスクール)で行われる教育の一環として実施されたものです。生徒は、午前中OSのインストールとパケットの解析を体験し、午後にはFlashを用いた創作ゲームを制作しました。また、実習後には情報棟4Fハイビジョンシアターで本学科卒業生が制作した映像コンテンツ作品を鑑賞したり、本学科で行われるICカードを用いた実践組込みソフトウェア開発演習について説明を聞いたりもしました。
 また、この実習において本学科の4年生5名がTA(ティーチングアシスタント)として指導にあたりました。

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 佐々木大輔君(平成18年3月システム情報工学科卒業、平成20年3月八戸工業大学大学院修了)が、この度、表記の賞を受賞し、5月28日、仙台で開催された情報処理学会東北支部総会の席において、表彰されました。
 同賞は、情報処理学会東北支部が、支部大会、あるいは、支部研究会で、優秀な発表を行った若手研究者を審査の上、贈られる賞で、今年度は、研究会の部では、佐々木大輔君ただ一人が選ばれ、価値ある受賞となりました。

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 5月30日、栗原学科長と小玉講師の2名で、八戸市北白山台にある地元IT企業の株式会社サンライズ・エー・イーを訪問しました。昨年度は本学科から4名が入社し、本学OBが8名所属することになります。株式会社サンライズ・エー・イーは昨年7月に設立された新しい会社で、今年入社した卒業生は一期生としてがんばっていくことでしょう。

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 平成20年5月28日、第37回八戸工業大学体育祭が開催されました。5月末とは思えない肌寒い天候のもと、各競技は熱気ムンムンでした。
 メイン競技、学科対抗綱引きには、清水先生率いるシステム情報工学科1年チーム16名(男子12名、女子4名)が登場。学科教職員総出の熱い応援に応え、見事1回戦を2−1で勝利しました。準決勝で環境建設工学科の玄人集団に敗れはしましたが、爽やかな汗が輝いていました。よくやった!!

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  また、グランドでは小坂谷研究室がソフトボールに登場。結果は4−2で惜しくも敗退でした。

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 5月28日、秋田県立秋田西高等学校の進路講演会にて、「大学で学ぶということ」と題して、同窓生としての体験談をもとに大学で学ぶ意義や専門分野などについて小玉講師が講演を行いました。講演会では2,3年生の進学希望者334名が聴講しました。

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 平成20年5月24日、—G8エネルギー大臣会合開催記念—「八戸工業大学エネルギー・環境フォーラムin六ヶ所」が、六ケ所村文化交流プラザで開催されました。このフォーラムで、システム情報工学科出身の守屋勇輝君(八戸工業大学大学院 機械・生物化学工学専攻・博士前期課程1年)が、ポスターセッションの発表を行いました。
 新エネルギー分野のブースにて、研究テーマ「木質バイオマス発電のシミュレーション*」と題して、研究成果を報告したもので、会場参加の多数から質疑を受けていました。

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*間伐材を用いたカーボンニュートラルをめざす発電システムを、PCシミュレータとして試作しているもの。

 5月も残すところあと少しとなり、4年生の就職活動が活発に行われ、連日のように学内で企業説明会が開かれています。5月21日(水)には、地元IT企業の㈱サンライズ・エー・イー代表取締役社長の池澤昭博氏をお招きして説明会が行われ多数の学生が参加しました。㈱サンライズ・エー・イーには、本学卒業生が8名所属しており、昨年4名の本学科卒業生が入社しています。

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 5月15,16日の一泊二日で新入生オリエンテーションが行われました。一日目の朝は小雨の降る生憎の天気で十二湖を散策できるか心配でしたが、現地に到着した頃には雨も上がり無事に青池やブナ原生林などを見学することができました。また、夜は各部屋に分かれて4年生や大学院生の先輩との交流会を行い、これからの大学生活についてのアドバイスを熱心に聞いていました。

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<三内丸山遺跡にて(クリックすると拡大写真が表示されます)>

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<十二湖散策>

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<三内丸山遺跡見学>