平成20年度あおもりOSS中核人材育成事業で進めている題記講座の発表会が、12月5日(金)、行われました。発表会は、始めに制作したシステムの見学を行い、その後発表会場にてチーム毎に自分たちのシステムの特徴や苦労した点、勉強になった点などについて発表しました。発表後は、見学に来ていた他大学の教員や企業の人の質問に対して自分たちの考えを答えていました。学生たちは、普段の講義では学びにくい上流工程(提案、設計)から試験・評価までを通して学び、一つのシステムを完成させることで貴重な体験ができ自信がついたと話していました。
なお、本講座内容は来年度からシステム情報コースの3年生の実験に組み込んで行うことが決定しています。
<制作したシステムの見学>
<各チームによる発表>
<質疑応答>
平成20年度あおもりOSS中核人材育成事業で進めている題記講座(第14日目)が、10月3日(金)、行われました。それぞれのチームのメンバーが開発したシステムを説明し、ユーザ役の教職員・学生が実際に試用してシステムの評価を行いました。評価結果は主にサービス仕様・操作性・画面デザインなどについて記述しました。評価には、概ね「利用履歴の画面があるのはすばらしい」、「ポイントがたまる仕組みやユーザ識別にID番号を入力させるようにし、間違いを無くしている点は評価できる」などの高い評価が見られました。しかし、「ICカードへのアクセス時間が長いため、反応がやや遅い」、「利用に関するヘルプ機能を追加して欲しい」などの指摘もあり、12月の発表会に向けての改善点としてまとめていきます。
平成20年度あおもりOSS中核人材育成事業で進めている題記講座(第12,13日目)が、9月5,10日、行われました。この日は、個別に作成したコード(プログラム)をサーバで一つにし結合試験を行いました。さらに、結合試験での動作検証が済んだチームは組込みボードへ完成したシステムをアップロードして実機での動作検証を行いました。単体で作成しているときには動作しているコードも、他のメンバーのコードと結合したときや実機にアップロードしたときには様々なエラーが発生し、学生は一つのシステムを完成させる難しさを実感していました。
<動作検証①>
<動作検証①>
<完成したプリペイドカードシステム -管理メニュー->
<完成したプリペイドカードシステム -店舗メニュー->
<完成したプリペイドカードシステム -利用履歴->
平成20年度あおもりOSS中核人材育成事業で進めている題記講座(第9~11日目)が、8月30日、9月3,4日、行われました。これまでに作成してきた「システム提案書」「サービス機能仕様書」「ファイル構成」「データベース定義」を基にPHP、JavaScript、HTMLを用いてコーディング(プログラム作成)を行いICカードリーダ/ライタを利用したWebアプリケーションシステムを作成します。コーディングはサービス機能仕様書作成時のようにファイルごとに分担して作業を行いサーバで組み合わせてひとつのシステムとします。また、ICカードリーダ/ライタやデータベースへの書き込みは開発環境ではできないため擬似的な環境を用意してデバッグ(プログラムの修正)を行います。
<単体試験手順書>
<問題処理連絡表一覧>
平成20年度あおもりOSS中核人材育成事業で進めている題記講座(第8日目)が、8月29日(金)、行われました。この日はコーディング(プログラムの作成)を行うために、ファイル名や送受信データ、ICカードへのアクセス、データベースへのアクセスなどのファイル構成の作成とデータベースの定義を行いました。
<データベースの定義>
平成20年度あおもりOSS中核人材育成事業で進めている題記講座(第6,7日目)が、8月27,28日、行われました。27,28日の2日間かけて、完成したシステム提案書を基に機能ごとのサービス機能仕様書を作成します。サービス機能仕様書はシステムに持たせる機能の数に合わせて作成する必要があるため、ここからはサービス内容をチームの人数に応じて分割し個別に作業していきます。
■サービス機能仕様書
平成20年度あおもりOSS中核人材育成事業で進めている題記講座(第5日目)が、8月26日(火)、行われました。今日は、ICカードシステムを構築する上で必要となるOSS(オープンソースソフトウェア)のPHP、PostgreSQLなどの技術的事項についての追加講義が行われました。
■主な講義内容
- HTML
- JavaScript
- PHP(PHP: Hypertext Preprocessor)
- PostgreSQL
- リレーショナルデータベース(RDB)
- SQL文
平成20年度あおもりOSS中核人材育成事業で進めている題記講座(第4日目)が、8月25日(月)、行われました。これから8月30日までの6日間、作成してきたシステム提案書を完成させ、それを基にコーディング(プログラム作成)を行いシステムを完成させていきます。今日は、前回作成していたシステム提案書を完成させるために、他の班のメンバーも加えてレビューを行いました。明日、明後日は2日間かけて完成した提案書を基にサービス機能仕様書を作成します。
■システム提案書
平成20年度あおもりOSS中核人材育成事業で進めている題記講座(第3日目)が、8月1日(金)、行われました。この日は前回までに作成した手書きのサービス仕様と画面イメージを基に仕様書(システム提案書)を作成しました。参加している学生達は仕様書がある程度完成したらクライアント役の講師や教員にレビュー(論評、仕様書の評価)してもらい仕様書の完成度を高めていました。
<仕様書の作成>
<仕様書のレビュー>
<作成中の仕様書>
平成20年度あおもりOSS中核人材育成事業で進めている題記講座(第2日目)が、7月17日(木)、行われました。この日の課題は、サービス仕様と画面イメージの決定です。サービス仕様の決定では、要求仕様から必要となる機能をリストアップして段階的に詳細化し、機能間の整合性検討も行います。さらに、要求仕様の不足している部分は依頼者(講師)へのヒアリング・提案・確認を行い具体化していきます。また、画面イメージの決定では、実現する機能に合わせて、メインメニュー画面・サブメニュー画面・個別機能画面などの画面構成(メニュー構成)や画面の流れとなる画面遷移を決めます。個別機能の画面動作イメージは、実現する機能に合わせて以下のような事項を決定します。
- 入力する情報(IDなどの個人情報、追加金額など)
- 出力する情報(支払い金額、残高など)
- 内部処理(引き渡すデータなど)
受講生は、要求仕様という制限があるものの自由な発想の基にシステムを考え出すことができるため、様々な意見を出し合い活発に議論していました。また、依頼者役の講師へ自分たちが考え出したシステムについての説明や提案なども熱心に行っていました。
<演習室の様子>
<学生同士のディスカッション>
<依頼者へのヒアリング・提案①>
<依頼者へのヒアリング・提案②>
<作成中のサービス仕様・画面イメージ①>
<作成中のサービス仕様・画面イメージ②>