この4月から清水能理先生(博士(工学))が当学科に着任されました。先生の専門は、広い意味では「システムと制御」に関する分野であり、もう少し具体的に述べると、ニューラルネットワーク、ファジィ論理、遺伝的アルゴリズムなどの知識工学を用いた現象の予測です。たとえば、株価の変動の予測、上水道の水流の予測、血流の脈動の予測などにこれまで取り組んでこられたそうです。担当講義は、シミュレーション工学、アルゴリズム、OS概論などです。
当学科を発展させる大きな力になっていただけると期待しています。
本学科の情報メディアコースの設備として、103インチ・フルハイビジョンのプラズマディスプレイを備えたハイビジョンシアター(ハイビジョン劇場)が完成した。東北地方では初めての設備である。本体の他に、ブルーレイ録画・再生機を備えており、45GB(従来のDVDの10倍)のコンテンツを記憶できる。昨年度の卒研生が制作した三社大祭、えんぶりなどのハイビジョン・コンテンツを上映したところ、大画面はさすがに素晴らしい迫力を与えてくれる。
MSDNアカデミックアライアンス(MSDN AA)は、計算機科学、情報工学、情報技術、および関連した分野の学生と教職員に、いくつかのマイクロソフト製開発ツールを無料で提供するマイクロソフトのプログラムである。本学科は、マイクロソフトに年間料金を支払っているため、学生と教職員は、Windows Vista BusinessとWindows XPプロフェッショナル、Visual Studio 2005を含む、高価な選ばれたマイクロソフト製品を無料で使用することができる。このプログラムは、学内だけでなく学外でも自分のPC上で使用できるので、実験レポート、課題、演習などに活用できるためメリットは大きい。しかし、対象は、あくまで、本学科の学生と教職員だけである。
4月4日、入学式が行われ、新入生を迎えた。翌日、ガイダンスが行われ、教職員と新入生との対面式が行われた。担任から、講義を受ける心構えや学生生活の注意事項などが説明され、新入生たちは緊張した面持ちで聞いていた。大学の講義や生活環境に早く馴れて欲しいと願っている。
今年も3月20日、卒業式(正確には学位授与式)が挙行され、卒業生に学位記が授与された。卒業式は、英語ではcommencement ceremonyと訳され、直訳すれば出発式であり、噛み砕いて言えば新たな旅立ちである。4年間の楽しい思い出、卒業研究の苦労などそれぞれの感慨を胸に秘め、4月から社会に出て行くことになるが、学生たちの今後の活躍を祈る次第である。
なお、同じ日の夕方、市内のホテルで謝恩会が行われ、学生たちと教員は名残を惜しんで談話を交わしていた。
ジョブカフェあおもり主催の「企業の魅力研究&自分達の魅力アピール」バスツアーが開催され、後期定期試験終了後の土曜日でしたが2,3年生27名が参加しました。午前中は㈱サン・コンピュータを見学し、午後は㈱インフォプラントの見学とインテリジェントプラザにおいて2社合同座談会を行い日頃の疑問点を企業の方に質問していました。座談会には八戸工業大学のOBも参加しており、後輩たちに就職活動へ向けてのアドバイスをしていました。
2007年2月13日、恒例の卒業研修の発表会が行われた。学生の中には、余裕をもって発表したもの、教員に叱咤激励されてようやく発表にこぎつけたものなど様々であるが、この日ばかりは皆スーツに身を固め、緊張した面持ちで熱心に日頃の研究成果を教職員と後輩の前で披瀝していた。今年の卒業生は75名である。就職は、好況を反映して例年になく好調であり、ほぼ全員が決定している。